エギング|初めてアオリイカを釣るまで21時間かかりました
私が初めてエギングを行ったのは、もう今から10年以上前のことです。
美味しいアオリイカが食べたいと思って、シーバスロッドを2本、かみさん用と私用を購入しました。
そして、東京に住んでいる私は、近くてアオリイカが上がっている場所を探した結果、城ケ島に行くことにしました。
城ケ島は、殆どが足場の良い磯に囲まれているのですが、鉄工所前というところは足場が整備されているので、比較的安全に釣りを楽しむことができました。
ここならかみさんに釣りをさせても安全だと思ったので、そこでエギングを開始しました。
朝の4時頃から釣りを開始したのですが、見よう見真似で始めたエギングでは一切アオリイカの反応はありませんでした。
周りには、徐々に釣り人が増えてきて、シーバス釣りをやっている人もいれば、ヤエンでアオリイカを狙っている人もいます。
鉄工所前の堰堤は、結構な長さがあって、そのまま歩いて移動できるようになっています。
ず~っと同じ場所から角度を変えて、広く探っていたのですが、ちょっと場所を変えようと堰堤を歩きだしたその時です。
後ろからかみさんが、「釣れたよ~!!」と言って、後ろから走って追いかけてきたんです。
私は、元居た場所に再び戻ってみると、20cm位のアオリイカが隣でヤエンをしていた人のタモに治まっていました。
私は、正直悔しくて、「そういえば、さっきヤエンでアオリイカを釣っていた人のアオリイカと同じ位の大きさだったけど、もらったんじゃないの?」とかみさんに言いました。
すると、かみさんは、「キャストに失敗して、手元にエギが落ちたら、ビニール袋が引っ掛かっちゃったんだけど、そうしたら隣の人が『それ、釣れてますよ!!』って言って、アミで救ってくれた」と言うんですよ。
そんなことではないかとは思いましたが、先を越されたことには違いありません。
私は、何とかそれを挽回しようと夜7時頃までそこで粘りましたが、アオリイカと対面することはできませんでした。
次の日は休みだったので、その後コンビニで弁当を購入し、今度は通り矢堤防の方に移動しました。
通り矢堤防というのは、城ケ島に渡る前の橋の下にある堤防で、以前にアオリイカの墨の後を目撃している場所でした。
かみさんは、弁当を食った後はもう、お眠りモードだったので、車の中で寝ていました。
私は、ひたすら何とか面目を保とうと、しゃくり続けました。
そして、とうとう、夜中の1時過ぎに、「ガツン!!」という、手ごたえを感じたんです。
「あれ?根がかりかな?」と、一瞬そう思いましたが、その後、「シュワ~ン、シュワ~ン」と感じる手ごたえがあったんです。
私は、それを慎重にタモで掬い、得意満面の笑みを浮かべながら、かみさんが寝ている車の方に持っていきました。
それは、ゆうゆうかみさんが釣ったものを軽く凌ぐ大きさのもので、何とか首の皮一枚で、面目を保つことができました。
この間、久々に城ケ島に飯を食いに行ったのですが、その時は鉄工所前の釣り場は柵がされており、行くことができませんでした。
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