釣り師(つり人)は皆、ツリ中に起こる現象を勝手にこじつけている

2018年9月5日

釣り師(釣り人)というのは、とかく釣りの事に関しては、講釈垂れが多いものです。

私も釣り師のはしくれですが、釣り師が集まる呑み会などが大好きで、物凄い盛り上がりに講釈談議に参加します。

というのは、釣り師は目的の魚の釣り方を勝手に理屈をつけて解釈しているんですよ。

釣りというのは、如何にイメージができるかということが大事だと思うんです。

そのイメージというものは、合っているか合っていないかなんていうものは、どうでもいいことなんです。

如何にイメージできるかなんですよ。

例え、それが合っていなくても、強ち間違っていないから釣ることができるわけですから。

お酒が入っている席では、自分の思いこみ同士がぶつかって、白熱する場面も多々あります。

そりゃあ、ぶつかりもしますよね。

結果から想定する予想方法が全然違うのですから。

どういうことかというと、例えばへらぶな釣りをしている時、今まで釣れていたヘラブナが急にアタリはあるけれど、ハリがかりしない時があるじゃないですか?

そんな時、ある釣り師はヘラブナが餌に引き寄せられて、上ずっていると解釈する人もいれば、ヘラブナが満腹の状態になったので、食い気が無くなったと解釈する人もいるんです。

アタリがあるのは、スレテいるからウキに出るだけだと。

そのような想定のもと、色々と次の手段を考えて、狙い通りに行けばそれが正解となるんです。

実際は自分が想定している現象とは別の現象が水中では起きているのかもしれないんです。

でも、現象に対しての対応は合っているので、自分の中では自分が想定した解釈で良いんですよ。

釣りというのは、結果オーライ、釣れればどう考えようが良いんですから。

 

釣り人というのは、お節介焼きの人が殆どでしょう。

自分が得意としているホームグラウンドに同行者を連れて行った場合などは、是非ともその連れに釣らせてあげたいと思うでしょう。

私のブログには、度々「若洲海浜公園のチヌ釣り」が出てくるのですが、以前このようなことがありました。

 

いつものように、若洲海浜公園のポイントに着いて、釣り仕度をしていると、「こんにちわ!!」と、ある釣り人から声を掛けられたんです。

私も「こんにちわ!!」と、挨拶を返しました。

その時の釣り人は、その時初めて、若洲海浜公園にチヌを釣りに来たんです。

私がウキフカセでチヌ狙いということを確認すると、「チヌは釣れますか?」と、聞いて来たんです。

その時の私は、毎回ここでチヌの型を見ていると説明しました。

本当に坊主は無かったので、是非とも彼にも若洲のチヌを釣らせて上げたいと思ったんです。

「チヌは釣れますか?」と聞かれた時は、物凄くうれしかったんです。

だから、私は、自分なりに確率している、若洲のチヌ釣りを彼に一通り説明したんです。

その内容が、「若洲海浜公園 ウキフカセ釣り|水深1mのチヌ釣り、コマセとの同調が簡単」で説明した内容です。

決して、自慢なんかじゃないんです。

只単に、自分なりに確率している、若洲海浜公園でのチヌの釣り方を彼に教えて上げたかっただけなんです。

そして、忘れもしない、その日は私が絶好調の日だったんですよ。

若洲で初めて、8尾のチヌを釣り上げた日だったんです。

その日は、釣りを終えて、帰り仕度をしていると、右の方からスカリを手に持った彼が、「お陰で1尾釣ることができました!!」と、お礼を言いに来てくれたんです。

その時は、心底、釣り人冥利につきるな~と最高の喜びを感じた瞬間でした。

彼は、私が言った釣り方をちゃんと全うしてくれて、見事に1尾のチヌを釣り上げてくれたんです。

そしてさらに、「釣れましたか?」と聞かれ、私はチヌが8尾入っているスカリを彼に見せたんです。

「凄いですね~!!」と、彼は言ってくれました。

その時の気持ちは、正直、得意になっていたことは確かです。

でも、ドヤ顔なんかはしませんよ!!

私は、自慢というのが大嫌いなんですよ。

あくまでも謙虚に、「今日は時合いが結構続いて、8尾も入れ食いになったんですよ!!」と応えました。

私からアドバイスを受けて、チヌを1尾釣ることができた彼に、「坊主でした!!」なんて、言えませんからね~。

私が言ったことは、本当だったでしょ?という証明ができたことが本当にうれしかったんです。

でも、それって、私が勝手に解釈をしている釣り方なんですよ!!

合っているかどうかなんて、関係ないんです。

でも、より近い解釈の方に、やっぱり分があるのではないでしょうか?

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