ニジマスつり|完全出来レースの「養老渓谷マス釣り場」ツリ大会

2018年9月5日

中学生の頃、「養老渓谷マス釣り場」というところの釣り大会に参加したことがあります。

今、ネットで「養老渓谷マス釣り場」で検索をしたのですが、そのような名前の釣り堀は出てきませんでした。

確か、「養老渓谷マス釣り場」で合ってると思うのですが、その時の釣り大会は出来レースもいいとこでした。

「養老渓谷マス釣り場」は、1日幾らという形の釣り堀で、川が石で区切られていて、自分が決めたエリアに放流されたニジマスは釣っていいというやつです。

そのタイプの釣り堀は、放流後15分位は入れ食いになるんですよね。

でも、15分経過すると、ピタッと食わなくなるんですよ。

放流してから30分が経過すると、自分が決めたエリアから他のエリアに移動をしながら釣り歩いても良いというルールだったと思います。

私たちは、中学校時代の友人3名と、その父親が1人の合計4名で釣り大会に参加したんです。

私はその時、初めての渓流釣りでした。

同行した友人の父親は、釣り新聞の釣果を書いている、釣りのプロでした。

だから、事釣りに関しては、めちゃくちゃ詳しかったです。

その友人親子が釣り大会に参加するから、一緒にどう?ということで、私ともう1人の友人が参加したんです。

初めての渓流釣りで、初めての脈釣りを行いましたが、以外に順調に釣れたので、私はその時、「この分ならひょっとして、入賞できるかも!?」ということが、頭をよぎっていました。

15分を過ぎても、たまにはアタリがあるんですよ。

それらを拾いながら、仲間内では私が一番数を伸ばしていたんです。

30分が経過して、今度は別のエリアに移動できるようになり、それでも順調に拾い釣りができたんです。

「この分で行けば、本当に入賞できるかも?」と、徐々にその気持ちが増してきました。

その時、私はトイレに行きたくなり、渓谷から上のトイレに行ったんです。

用を足し終わり、改めて上から渓谷の全容を観たんです。

すると、下流の方に物凄い人溜まりがあったんです。

「何であそこの場所だけ、人があんなにたくさんいるのだろう?」と疑問に思い、もっと側で観ようと人溜まりのところを真上から覗いてみたんです。

すると、そこだけいつまでも入れ食い状態だったんです。

川を観ても、魚影で真っ黒になっていて、物凄い量のニジマスがそこには集まっていたんです。

「養老渓谷マス釣り場」は、そこの箇所から温泉が流れ込んでいて、水温がそこだけ暖かいそうなんですよ。

だから、寒い時期には、そこにニジマスが群がるそうなんです。

そのことを知っている地元の釣り師は、みんなそこを確保して、釣りをするに決まっているじゃないですか!!

釣り大会の結果は、すべてそのエリアで釣りをした、地元の方々が独占していました。

私の釣果なんか、その人たちに比べれば、足元にも及ばない、貧相なものでした。

一生懸命、入賞を目指したことがバカみたいだった思い出でした。

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