つり竿|初めて買ってもらったシロギス用ボートロッド
釣り具というのは、釣り人にとって揃えるという楽しみがあります。
私は子供の頃、父親にシロギス釣りに連れて行ってもらった話しをしましたが、その時の釣り道具は全て父親のものを借りて釣りをやっていたんです。
ある時、家族で外食に行った時です。
父親は、近所の釣り道具屋が主催する、磯釣りクラブに所属をしていた手前、チョクチョク釣り具屋に寄るんです。
ある時、父親が店頭に飾ってある並み継ぎのシロギス用ボートロッドを、私に買ってくれたんです。
当時は、コンパクトな振り出し竿なんて無い時代です。
「おまえも自分用の竿が欲しいだろ?」と言って。
それまで私は、3m位ある釣り竿で、ボート釣りをしていたんです。
自分の竿が手に入るということが、どれだけうれしかったことか!!
私は、父親に「ありがとう」と言って、買ってもらった釣り道具を大事に家に持ち帰りました。
そして、家に持ち帰り、自分の部屋に釣り竿を持って行こうとすると、「釣り竿は、お父さんが竿を置いてある場所に置いておけよ!!」と言うんですよ。
実は、買ってもらった釣り竿は、私が管理するのではなく、父親管理だったんです。
釣りに行く時は、父親が準備をして持って行き、釣りが終わったら父親が収納して持ち帰るんです。
使用する時は、私が使用するのですが、私がいじれるのはその時だけだったんです。
全然自分の釣り竿という気がしませんでした。
私的には、その竿は自分の部屋に置いておいて、釣りに行く時は自分で準備をして、持ち帰った時は自分で手入れをして次回の釣りに備えたかったんです。
リールは、父親のリールを1つ拝借して、自分用として管理がしたかったんです。
そんなのひとつも、自分の釣り竿だという気がしませんでした。
私がシロギス釣りにハマらなかった理由もそこにあったのかも知れません。
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