１度やらなくなったツリは中々やる気が起きない
私は、釣りなら何でも興味が湧いてしまいます。
現在は主に、ボート釣り、磯釣り、堤防釣り、へらぶな釣り、渓流釣り、コイ釣りなど、やる釣りも限られているのですが、これらの釣りって、私がたまたまやる機会があって、始めた釣りなんですよ。
その他の釣りもやる機会があって、現在はやっていない釣りがあるのですが、それは私が楽しみを感じないうちに辞めてしまったのかもしれません。
池や沼、湖、海等で、誰かが釣りをしているのを見かけると、それが何釣りかは度外視してでも、一応は見に行きます。
例え、それが私があまり興味がない、シロギス釣りでも、しばらくは没頭することができます。
私があまりハマらなかった釣りに、シーバス釣りがあります。
シーバス釣りは、一時期やってみたいと思った時期がありました。
でも、その時は「ただ巻き」という言葉から、やる気が失せてしまったんです。
シーバスというのは、ルアーで釣るというのが主流ですが、当時の私は、ルアーは如何に本物の魚のように見せれるかが釣果に作用するものかと思っていました。
それで、微妙なアクション等を加えて、釣り上げるところが魅力なのだろうと思っていたんです。
ところが、シーバス釣りをやっている友人に聞くと、シーバスは小魚を捕食するのがへたくそなので、人が歩く位のスピードでタダ巻きをする旨の話しをきいたんです。
それを訊いた私は、一遍にシーバス釣りのやる気が失せてしまいました。
でも、それは私が当時訊いた友人からの話しであって、実際はそうではないと思います。
私は、基本的に難しいと言われている釣りに挑戦することが好きなんです。
シーバスが１００匹釣れたなどという情報をきいてしまうと、それでもやる気が失せてしまうんです。
しかし、これだけシーバス釣りにのめり込んでいる人がいるということは、他にも魅力があるのだと思います。
これからは、そのような釣りにも、もう一度目を向けてみて、その釣りの釣り人を引きつける魅力というものを体験してみたいと思っています。
でも、１度やらなくなった釣りは中々好きになれないんですよね～。
私がやらなくなった釣りに、イナダのカッタクリ釣りがありました。
その時は、真鶴のエンジン船をレンタルして、仕掛けとコマセも駐車場でおやじがクルマで販売しに来るところで、今は何が釣れているのかをきいてからカッタクリ仕掛けとコマセを購入して、イナダ釣りに決めたんですよ。
大体のポイントを訊いて、そこにアンカーリングして、カッタクリを始めたのですが、開始早々にイナダが入れ食いになったんです。
５０ｃｍ、前後のイナダが入れ食いなので、最初のうちは物凄く楽しかったです。
ところが、その入れ食いはいつまでもいつまでも続いているんですよ。
あっというまに、２５リットルのクーラーは一杯になり、私はイナダのカッタクリ釣りに飽きてしまいました。
その時、同乗していた連れにはイナダが１匹も釣れていなかったんです。
たまたま連れに上がって来るのは、サバばかり。
すぐ隣りで釣りをしているのにですよ。
全く同じ仕掛けで、同じコマセを使用しているにも拘らず、連れには１尾もイナダがかかってくれませんでした。
カッタクリの仕掛けだって、ハリに蛍光のビニールパイプが刺してあるだけの、安直な仕掛けでした。
後は、誘い方以外、違いが無いんですよ。
私は、その時仕掛けを２回連続ですばやく引いていたので、「このようにして引いてみれば？」とアドバイスをするのですが、中々言う通りに真似をしないんですよ。
連れというのは、やっていた釣りは違うかもしれませんが、釣り年数もかなりのベテランですよ。
プライドが許さなかったのかもしれませんが。
クーラーが満タンになってしまったので、１度駐車場までクーラーを置きに行き、もう一つのクーラーを持って、再度出なおした時です。
再び同じようなポイントに出向き、釣りを開始したのですが開始早々に、連れにいきなりイナダが釣れたんです。
さっきあれほど言う通りにやらなかった誘いを、今度はいきなり最初から始めたんですよ。
すると、あれよあれよとイナダが入れ食いになったんです。
私はもうイナダはいいと、エギングか何かをやっていたと記憶しています。
連れが順調に３尾程イナダを釣り上げた時、すぐ目の前に雷が落下したんです。
それでようやく、釣りはお開きとなったのですが、それ以来私はイナダのカッタクリ釣りは２度とやる気がおきません。
ただ、イナダ釣りのチャンスがあれば、やるとは思うのですが、自分の中の優先順位が低いので、中々順番が回らないんですよね～。