ゴムボート釣り 艤装|表差し舵(おもてさしだ) 自作
スパンカーによる流し釣りとは、船尾にスパンカーを張ることによって、船尾が風に流される状態になります。
その状態でエンジンを微速で前進すれば、風の力と一緒になった時、その場に停まって停止している状態になります。
しかし、ゴムボートで同じことをやろうとしても、ゴムボートには、キールが無いため進む方向を定めることができません。
そこで、表差し舵(おもてさしだ)を船首に入れて、船首を流れないようにするんです。
船首が流されなくなれば、進む方向が特定できるので、遊漁船のように海の上で停止をして、釣りが可能となるんです。
しかし、表差し舵は市販品があるわけではないので、皆さん試行錯誤をしながら自作をしています。
そして、私も人前に出しても恥ずかしくないものを目標に、自作しました。
出来上がったのが、この画像です。
左画像上部にあるハンドルは、右画像のように「ハンドコン・表差し舵 取り付け」用のストッパーで、真っ直ぐに固定されます。
アクリル板は、厚さ10mm、のアクリル板を好みの形に設計し、アクリル業者に依頼をしてカットしてもらいました。
逆アールに凹んでいる部分は、ゴムボートのチューブのアールに合わせています。
アルミバーは、メインフレーム等に使用しているアルミパイプを使用しているので、太さは28mmです。
そのアルミバーからは、左画像のように2箇所で金具により取り付けています。
太さ28mmのアルミパイプと、厚さ10mmのアクリル板には18mmの差があるので、その差をネジにワッシャーと割ビシを入れて、調整しています。
さらに、右画像のように、アルミパイプ側から縦にドリルで穴をあけ、目ネジで固定しています。
※アクリル板は、ドリルで穴をあけると溶けて変形してしまいます。
穴に水をかけながら、ドリルを進めていく必要があります。